オリジナル恋愛小説サイト 純愛ジュール のブログ
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Girlyな大人の甘い夢と文学の融合
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Candied Poison -砂糖漬けの毒-

2016年02月27日

【ふぞろいの恋と毒-クロス-】あとがき

【ふぞろいの恋と毒-クロス-】2016.2/22完結



モバイル向け⇒次項有エブリスタ

犯罪事件において、被害者と加害者を主人公に出会ってはいけなかった恋がテーマ。
書くきっかけは、漫画家M実子さんの『放課後-禁断のlesson-』が打ち切り?で完結していない消化不良を解消したかったため。
漫画については被害者と事件に携わった刑事の娘だったかと記憶。
同じ事件でも、被害者側からと加害者側からでは違って見えることもあるわけで…というところも書きたかった点です。

また終章にての、死者は喋らない、という紫己の言葉。
夢の中に出てきても、目覚めてみればひと言も喋っていない。
これはわりと現実に言われていることかもしれません。

終わってみれば聖衣子がいちばんかわいそうな役回りになってしまいましたが、得てして犯罪の構成物は愚かさと理不尽さと哀しみ、そして切なさだと思うので、そういう意味で物語の性質を保てているかと。
一方で、同じ母親でも友里花はまったく身勝手な人。
紫己は一般的な愛情のもと育ったわけではないので、自分で怖いと云っていたようにこれから朱実とどのような未来が待っているのか、文学だったらそこを突き詰めるところかも、と思いつつ、恋愛小説なので、めでたしめでたし、でよろしいかと( *´艸`)

そのなか、朱実と聖衣子の和解はあえてさせていません。
大団円には抵抗があり、そこはちょっと辛めで終えました。
母親が子供をかばって…という気持ちはよくわかりますが、長い目で見たとき、公に罪を償わせないというのは結局、いつまでも引きずってしまって子供のためにはならないような気がします。

最初の頃は、真実は何か、というところで二者択一、悩んでました。
物語を進めていくうちに見えてくるだろうと思いながら、結果は読んでのとおり。
結末については、ふたりを復讐と愛で繋いだまま終わるのが目標だったんですが、結局は愛と愛で終わったかな、と。
朱実に同情の余地を持たせたかったし、あとは紫己を崩したかったので。

今回はふたりwですが、閉鎖的(二人だけの世界)なダークハピエンはやっぱり好きです!
時間かかるなーと思いながら書き進めていましたが、終わってみれば、もう一つ連載しているわけで、書くペースは変わらなかったという。
見切り発車、絶対完結できるという根拠のない思い込みのもと、無事に完結できて安堵。

文中意:
アルカイックスマイル…アルカイック美術で彫刻に用いられた不自然な微笑
カリギュラ…戯曲。ローマ皇帝(狂気的独裁者)

読んでいただいた方、ありがとうございました。
重ねて、賞レースなど応援アシストもありがとうござます。

完結後にレス不要で拍手よりコメントいただいた方
うれしかったです。ありがとうございました(*´∀`*)ノ


また別のお話しでご縁があれば幸です。 Reyuna 深謝

ひらめき
サイトは後ほど、改訂&タイトル付けしたものをアップロードします。
posted by 奏井れゆな at 22:56| Comment(0) | 作品の裏話

2015年07月01日

【月の裏側〜幸せの続き〜】あとがき

【月の裏側〜幸せの続き〜】2015.06.30.完結


厳密にいえば7/1ですが、5/10スタートして50日、およそ110000字/原稿用紙350枚で完結しました。
これにてFATEシリーズのなかでも、【Cry for the moon〜届かぬ祈り〜】&【ONLY ONE〜できること〜】と合わせて祐真を巡る3部作がオール完結です。

月裏は余計なところを一切省いてコンパクトにまとめてみました。
祐真やFATEをもっと入れこんで広げようと思えばONLY〜くらいの長さになると思いますが、それはCry〜やONLY〜を読んでいただければすむことなので、あえて過去のことを詳しく書く必要はないかな、と判断。
いつかextraとしてその後を書けたらと思います。

この物語は15年以上まえに書いたものがあります。
ONLY ONEも原作は同時期に書いていたもの。それを改稿したゆえに、必然的に月の裏側もそうなり、こちらはほぼ原形をとどめていません。
原作は捨てます(笑)

章タイトルの意味
hazy moon: おぼろ月
still mooning: ぼんやりした(曖昧)
NewMoon: 新月
promise the moon: 果たせない約束
bay the moon: 無駄(月に吠える)
farside: 月の裏側
The Moon Love: 純愛(Moonの純潔という意からの純愛ジュール流造語) 

さて。
祐真のことを大事にしたい気持ちによって、さらりと流してはいますが鈴亜はひどい目に遭遇することになり、捨て鉢ぎみにおかしなことをしてしまいます。
最初の出来事を大したことないと処理するための手段だったかもしれません。
また別の見方をすれば、祐真のことがあるからこそ、ひどい出来事に耐えられたのかもしれません。

根は良哉が言っていたように繊細なので、鈴亜は冷めていても周りのことに気づくことができ、人に対して徹底的に無下にすることはできない。
まだまだツンデレな鈴亜ですが、これから良哉によって落ち着いていくのかなとも。

昨年、鈴亜の続きが読みたいとおっしゃってくださった方がいて、その後押しでようやく書き上げることができた次第。
期待されていたものとは違うかもしれませんが、こういう物語もありかなとご容赦くだされば幸いです。ありがとうございました^^

末尾になりましたが、読んでくださった方、重ねてアシストしてくださった方、お付き合いしていただいてありがとうございました。

SouiReyuna 深謝
posted by 奏井れゆな at 22:00| Comment(0) | 作品の裏話

2015年04月02日

【デザートデスティニー〜恋のごほうびにジンの祝福を〜】あとがき

【デザートデスティニー〜恋のごほうびにジンの祝福を〜】完結


1/5から更新スタートして3/31、正味2カ月半で完結。
漠然とした構想はあったものの、いつものとおり話の進み具合で臨機応変に対応。
ドゥアラーフ家は悪人で終わらせるつもりでしたが、カーディルもレイラも嫌だって駄々をこねるもので‥

★エピローグのアラブ式結婚についての豆知識
  結婚式は神様に誓うものではなく、あくまで契約
  披露宴は男女別々

書きたかったのは、花嫁姿w 参考までにまとめサイトをリンクしておきます⇒ココ

★タイトルの英訳(明記していないものだけ私的訳)

BadRumor : 悪い噂
token of legend : 伝説の象徴(秘宝)
Do or die / Fatal love : 生きるか死ぬか/覚悟の愛

デザデスを書くに当たって、アラブのことからイスラーム教のことまでかなりネットから情報を集めました。
言葉がまったくわからないだけに、本当にここに書いてあることで合っているのか?という不安はしょっちゅう。
ほかも見てみようと探してもないんですよね(´д`)
ただ、けっこう知識は増えました。

エピローグではザイドが純愛ジュールにあるまじき発言をしていますが、さてどこでしょう。
今までベースで書いてきたことを否定するような、あるいは軽んじた発言。
たまにはこうなるのもいいでしょう(´艸`)

架空の国、伝説、ジンと、ちょっとファンタジー要素もありましたが、スパイスということで楽しんでいただけたのならうれしいです。
ベタで出尽くしていても書きたかった王道の砂漠ロマンスでした。

読んでいただいて、応援までアシストをありがとうございました。
また次の物語でお会いできれば幸です。

desert.jpg

Reyuna深謝
posted by 奏井れゆな at 00:12| Comment(0) | 作品の裏話

2015年01月01日

【愛魂】2作◆あとがき

鍵付きtrue版【魂で愛する-MARIA-】'14.9/5スタート12/31完結 およそで文字数250000字、原稿用紙800枚

アナザー版【愛魂〜月の寵辱〜】'14.10/18スタート12/29完結 およそで文字数170000字、原稿用紙500枚

引用部分を差し引けば合わせて32万字、時間がかかったように感じてましたが4カ月いいペースで終わりました。
同時更新ということで、どちらも読んでいただいた方には混乱させたと思います。
申し訳なかったです。
気分が乗っているときに書いてしまいたいという気持ちがありました^^;

アナザー版については、実は地下鉄脱出というノベルゲームをやっているなかバッドエンドならぬアナザーエンドというのがありまして、始めたのはほんの思いつきだったんですが、true版のほうを鍵付きにしていてホントによかったなと。
true版を先行更新して、鍵付きにしている以上その読者さんは当然サイトに何かしら好意を持っていただいていると思うので許容してもらえるんでしょうが、そうじゃなければ毬亜の相手が違うので何やってんだと突っこまれそうで(笑

true版を鍵付きにした最大の理由は官能シーンだったんです。
浮気というレベルを超えての描写だったので受け入れてもらえないかも、という消極的な気持ちがあってのことでしたが、意外にもコメントなどいただいて、読んでいただけていることがわかった結果、弾けました。
いつか言った、女版西村寿行ぽく、裏社会のどうにもならない恋愛を描いてみたく。

けっこうykzらしくシビアに書いてみましたがいかがでしたでしょう。
ykzものは夢見る女子向けになるとどうしても美化しがちですが、チャラチャラしたものにはしたくなかったので、普通に恋愛ものというにはかけ離れたものになりました。

吉村の年齢は40そこそこまであげないと実力者という設定には無理があり、なお且つ、毬亜の年齢が20代だと、ある程度世間を知っている結果、吉村に全面的に依存したらおかしいことに。
10代の大人になりかけという設定が40代男性を相手にしたときにいちばん萌えるかなという勝手な意図のもと、こんな年の差になりました。

アナザー版の結末については書いた私自身もかなりのストレスを抱えてます(苦笑)
ただ、向こうのあとがきに書いたとおり、長渕剛さんの「激愛」をモチーフにしてアンダーグラウンドを書いてみたい!という往年の気持ちを貫きました。
けっこう、最後まで普通にハピエンにするか悩みましたけど^^;

そして、true版。
最後の辺りの、吉村に対する一寿の本音。
あれは、やはり有吏一族の背景がないと言えないセリフ。
私的には一寿ならではの決めゼリフでした。
最初は10万いかないくらいで終わるだろうって思ってたんですけど、毬亜の前世紀といいますか、そこをちゃんと書いて悲愴感をだそうと方向転換をしたばかりに倍以上の長さになってしまいました。
一寿が吉村とのシーンに負けないよう、後半部分、かなり頑張ったつもりですが、どんなふうに映ったのかちょっと気になるところ。
一寿の愛し方も好きなんですけどね。
毬亜の#95でのセリフ。同じものを見てる、そんな感覚は憧れます(´艸`)

では最後になりましたが、読んでいただいて、コメント、応援などアシストをありがとうございました。
楽しんでいただけたのなら喜びます。
posted by 奏井れゆな at 23:00| Comment(0) | 作品の裏話

2014年08月01日

【ラビュリントス】完結

【ラビュリントス】完結

昼ドラ風センシビリティ背徳の恋愛ミステリー
2014.6/8〜7/31連載完結/文字数134000字/原稿用紙430頁

labyrinth.jpg

以前のブログで書いていた部分が出だしの2万字程度。
途中で書きそびれていましたが、完結まで滞りなく描けたことに大満足中。
ミステリーは書くのが難しい。と思えど、けっこう謎含みの物語を多く書いてますね。
伏線はほぼ感覚で張り、回収時期も感覚で、&絶対書けるという無根拠な頼りなさのなかほぼ連日更新で終了。

メアリーHクラークさん、乃南アサさんあたりを意識しながら、刑事も探偵も出てこないサイコ系ラヴミステリー。
初めの3分の1くらいは1人称、並びに時間の逆行、残りは3人称という、ルール無視な書き方をしていますが、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

以下はネタバレ含みますのでご了承のもと開いてください^^
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posted by 奏井れゆな at 02:02| Comment(0) | 作品の裏話